受講した人が想像以上に変化することで有名なRIZAP。しかし、受講後にリバウンドしてしまう人がいるのも事実です。
トレーニングでしっかり追い込むのはもちろんのこと、食事制限もあるRIZAPのトレーニングでリバウンドするのはなぜなのか。
この記事では、RIZAPを受講した人がリバウンドする理由や、リバウンドしないようにするための方法についてご紹介します。
目次
RIZAP (ライザップ)でリバウンドする理由を調査|実際にリバウンドする人は7%だけ!
はじめに、RIZAPでリバウンドする人はどれくらいいるのでしょうか。
実際、RIZAPで公式に公開されている情報によると、リバウンドする人は全体の約7%となっています。
これは、RIZAPのプログラムを終了した1年経過後のリバウンド率を指します。自分の力だけでダイエットを試みたり、単に身体を動かすだけのジムに通っていると、ある程度までやせた後は、リバウンドしてしまうことが少なくありません。7%という数字は、一般的に考えると、とても低い数値なのです。
運動と食事管理の両輪でリバウンドを防ぐ
なぜこのような低いリバウンド率を維持できるのでしょうか。
通常のトレーニングジムであれば、体を動かして終わりとなります。しかし、RIZAPでは、専属トレーナーによるマンツーマンレッスンにくわえ、運動効果をより向上させる独自の食事管理がおこなわれます。このため、受講期間中に、痩せやすく太りにくい体質や生活習慣を得られることが多いのです。
結果として、コース終了後にリバウンドする人が少ないと考えられます。
芸能人の方がリバウンドしやすい傾向がある理由
RIZAP(ライザップ)のCMにも出て激ヤセした芸能人が、その後リバウンドしているという話を聞くこともあるでしょう。
確かにRIZAPの受講後にリバウンドしている芸能人はいますし、RIZAPの社長は、
「一般人のリバウンド率は7%だが実際タレントさんの方がそれよりも高い」
といっているそうです。
理由は、芸能人は仕事でRIZAPを受講しているため、ダイエットで手に入れた身体を本気で維持しようと思っていないからかもしれません。また、ストレスの多い仕事なのでお酒の量が多く、人付き合いが盛んで頻繁に外食することもありそうです。
これに対し、一般人は高い料金を払って本気で体型を変えたいと思っています。このため、芸能人が当たり前のようにリバウンドすることとは状況が違うと思ってよいでしょう。
RIZAP (ライザップ)でリバウンドしやすい4つの理由
次に、一般人のRIZAP受講者の話をもとに、RIZAPでリバウンドする理由を見ていきましょう。
RIZAPでリバウンドしやすい理由として考えられるものは、
- トレーナーがいなくなって体重管理ができなくなる
- 食事制限から解放され、ドカ食いしてしまう
- プレッシャーを感じなくなって運動しなくなる
- きつい運動がトラウマになって身体を動かさなくなる
となります。
残念ながらせっかく痩せた身体を維持し続けることができない人もいるので、その原因について詳しく見ていきましょう。
1.トレーナーがいなくなって体重管理ができなくなった
RIZAPは専属のトレーナーがつきっきりでサポートしてくれます。コースが終了して、トレーナーがいなくなると、とたんにやる気が起こらなくなり、リバウンドしてしまう人もいるようです。
RIZAPのトレーナーの採用率は3%といわれ、厳しい研修を受けてきたスペシャリストです。日々の食事や体重管理もすべてやってくれますし、受講生のモチベーションが途絶えないように、励ましてくれます。
もちろんRIZAPの受講中に、プログラムが終わったあとの管理についても指導があります。とはいえ、終了後はトレーナーがしてくれていたことはすべて自分で行わなければいけません。これらの管理がおっくうになり、なまけてしまうと、どんどんリバウンドへの道を進んでしまいます。
2.食事制限から解放されてドカ食いしてしまう
RIZAPの食事制限は、糖質制限を中心におこないます。白米やうどん、パン、パスタなどの炭水化物は基本的に摂取することができません。
主食の一つであるご飯を食べられないとなれば、満腹感が得られずストレスを感じる人も少なくないでしょう。もちろんケーキやアイスクリームなどの甘いものも糖質を多く含んでいるため、食べるのは禁止です。
さすがにトレーニング受講中は意図的に糖質制限ができるかもしれませんが、いったんダイエットから解放されれば食事制限前と同じものを食べてしまうこともあるでしょう。
しかし食生活が戻ると簡単にリバウンドしてしまいますし、一度リバウンドすれば以前より体重が増えやすくなることもあります。
3.プレッシャーを感じなくなって運動しなくなる
RIZAPに通うと、2〜4ヶ月と決められた期間でダイエットを成功させなければいけないというプレッシャーが生まれやすいです。
特に料金は一般的なジムと比べものにならないくらい高いので、絶対に成功させて元を取りたいと思うでしょう。自分用に組まれたプログラムメニューをきちんとこなせば、ほとんどの場合、結果を出すことができます。
そしてダイエット期間が終了すれば一気にプレッシャーから解放されますし、やりきった自分を褒めてあげたくなるのも自然なことです。
しかしその気持ちの緩みがあると、つい食べすぎてしまったり、まだ大丈夫といって運動を後回しにしてしまい、いつまでも運動しない生活習慣になります。
結果、リバウンドの道へ突き進んでしまうことになるでしょう。
4.きつい運動がトラウマになって身体を動かさなくなる
RIZAPのトレーニングは結果をきっちり出すために1回50分間のメニューの中で身体を追い込むため、翌日には全身が筋肉痛になるでしょう。
これが人によってはかなりきついと感じるようで、今までトレーニングと無縁だった人からは想像を絶する苦しみになるようです。
そのため「ダイエットが無事成功すれば今までの努力から解放される」という人は、その後の生活の中で激しいトレーニングとは無縁になってしまいます。
しかし、筋肉が付いた状態で食事量はそのままで運動をしなくなると、あっという間に筋肉が脂肪に変わってしまいます。そしていつの間にかトレーニング前よりも体重が増えてしまったという人も少なくないようです。
RIZAP (ライザップ)でリバウンドする本当の理由はトレーナーとの相性が原因?
RIZAPでトレーニングした人がリバウンドする原因は、実はトレーナーとの相性であることも考えられます。
なぜならRIZAPは専属のトレーナーとマンツーマンでトレーニングや食事についての指導を受けることになるからです。
もちろんRIZAPのトレーナーになるには厳しい採用試験やかなりの研修時間やテストをクリアしたプロのトレーナーの中から厳選された人ですので、決してトレーナーの質が悪いということではありません。
問題はトレーナーと受講者との相性です。もしお互いの相性が悪ければ指導内容の理解力に差が現れてしまいます。
そうなるといくら優秀なトレーナーがついてくれていても、なかなか思うように結果が出ないでしょう。
もちろんRIZAPのトレーナーはできる限りどのような受講者でも最適なトレーニングができるように指導方法を改善し続けてはいるものの、それでも相性の良し悪しを完全になくすことはできません。
そのため、もしトレーナーとの相性が悪いと感じれば、カウンセラーに相談してトレーナーを替えてもらう方がいいでしょう。
RIZAP (ライザップ)でリバウンドする理由から見えた失敗しない5つの方法
RIZAPでリバウンドする理由から失敗しないための方法を考えると、
- 終わった後も継続できるようにスケジュールをこなせるようにしておく
- 痩せる方法をしっかり理解しておく
- 受講中の食生活を継続できるようにする
- 自己管理ができるようにしておく
- 受講中に無理して体重を減らしすぎないようにする
となります。
順に詳しくご紹介しましょう。
1.終わった後も継続できるように目標を設定する
短期的には一時的に痩せることができても、その後にリバウンドしてしまうのはよくあるパターンです。
たとえば「夏は海水浴で水着が似合う身体を目指したい」という人は、きついトレーニングでも一時的な強いモチベーションが身体を動かしてくれるため、一時的な減量に成功することができるでしょう。
しかしいったん目的を達成してRIZAPのプログラムが終われば、一気にモチベーションが下がって何も手がつかなくなるでしょう。
そうなると、あっという間にリバウンドしてしまい、最悪の場合RIZAPを受講する前よりも体重が増えたという可能性もあります。
そのためRIZAPの受講中はあくまで目的達成の通過点というように長期的な目標設定をし、体型を維持することも意識しておきましょう。
特にRIZAPの糖質制限ダイエットは、一度ダイエットをやめて糖質量を戻すだけで、すぐに1〜2kgくらいは戻ってしまいます。
あくまでRIZAPは目的の体型を手に入れる期間ということにしておき、受講中にトレーナーやカウンセラーと、終わった後のことも考えて長期的なアドバイスをもらうようにしましょう。
2.痩せる方法をしっかり理解しておく
RIZAPに通ってトレーナーの考えているメニューや食事メニューができれば、必ずといっていいほど痩せることができます。しかし、トレーナーのいったことをただ単にやっているだけではいけません。
しっかりと痩せる方法を理解できなければ卒業後にどうすればいいのかわからず、せっかく減量した体重がみるみる戻ってしまうでしょう。
そのため、通っている間にトレーナーにアドバイスされたことを、できるかぎり理論的・科学的に理解するようにしましょう。
基本的にトレーナーは質問すればなんでも答えてくれますので、RIZAPに通っている期間はトレーニングをするのはもちろんのこと、トレーニングに関しての知識面も積極的に吸収しましょう。
3.受講中の食生活を継続できるようにする
RIZAP受講中の食事管理は栄養士が監修しており、トレーニングに最適な食事が学べます。
初日にもらえる「食事ガイドライン」と呼ばれる資料をもとにメニューが組まれており、この食事管理を学ぶのがRIZAPの醍醐味といってもいいでしょう。
基本的には低糖質の食事を摂ることを学んでいきます。朝は軽めで昼は普通に食べ、夜は軽めのペースとなっており、3食きちんと食べることができます。
さらに1日の糖質を管理できれば、野菜以外にも肉や魚、卵を食べることも可能ですので、無理のないペースでダイエットができるでしょう。
この食事メニューを毎日続けることができれば、普段の食生活もかなり改善することができますので、RIZAPの受講中にぜひとも食事管理方法も学んでおきしょう。
4.自己管理ができるようにしておく
RIZAPに通っているときに痩せる仕組みを理解できても、自分の生活環境を変えて自己管理ができるようになるのはまた別の話となります。知識だけ持っていてもいざ自分の生活に反映できない人も少なくありません。
そのためプログラムが終了してもトレーニングを続ける環境はどうするかや食事はどうするかなど、ひとつひとつ続けられるようにするための手段を身につけておく必要があります。
もちろんトレーナーに相談すれば自己管理の方法もアドバイスしてくれるでしょう。
5.受講中に無理して体重を減らしすぎないようにする
RIZAPの受講期間は最短で2ヶ月と、かなり短期間集中型のトレーニングです。
受講料も一般的なジムと比べて約10倍ほどと破格の値段であるため、どうしてもその期間内はダイエットに意識が集中しがちになります。人間は短期間であれば目的達成のために我慢することができます。
しかし短期間の集中は同時にストレスも溜まるため、一定期間が過ぎると、ストレスから解放された反動で暴飲暴食を繰り返してあっという間にリバウンドしてしまったなんてことも考えられます。
そのため、受講中はあくまでトレーナーと無理のない計画を組み、急激に体重が落ちないように無理や我慢をしないこと意識しましょう。
無理せず休むときは休むというメリハリが大事です。
RIZAP (ライザップ)受講後すぐにリバウンドする訳ではないその理由とは?
RIZAPを受けてもリバウンドする人がいるのも事実ですが、少なくともプログラムの受講中は筋肉をつけて太りにくい体質を目指していきますので、プログラム期間が終了してもすぐにリバウンドするわけではありません。
さらにRIZAPを受講すれば食生活も変わるため、意識するという習慣ができています。
きちんとトレーニングをしていれば、ある程度筋肉がカロリーを消費し、食事も減量するためのメニューの習慣がついているため、実際はそうすぐにリバウンドすることはほとんどありません。
まとめ
RIZAPでは厳しいトレーニングや食事管理があるため、短期間で結果を出すことができますが、短期間で落とした体重はリバウンドしやすいという特徴もあります。
そのためRIZAPを卒業し終わった後にもトレーニングを続けられるよう、受講中にトレーナーに指導してもらう必要があります。
とはいってもRIZAPを受講した人で実際にリバウンドする人は全体の7%と非常に少ないのも事実ですので、プログラム受講中にしっかり指導してもらえればほとんど心配しなくてもいいでしょう。
むしろRIZAPを受講する方が自己流でダイエットするよりもリバウンドしにくいとも考えられますので「しっかりダイエットして自分の生活スタイルを改善したい!」という人はRIZAPでダイエットすることをおすすめします。

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